Windows Vista のパーティッションを縮小

知り合いの方が Windows Vista を買って、「OS のドライブとデータのドライブを分けたい」とのこと。購入時は 100GB まるっと C ドライブになっていたので、そこを縮めないと。
ということで、ググってみると、QtParted と、gparted という Linux 上で、パーティッションの大きさを変更できたり、ファイルシステムのフォーマットなどが出来るツールにぶつかりました。SystemRescueCd というプロジェクトで、gparted を含んだ live CD のイメージがダウンロードできます。その他にも、システムがヤバくなったときの便利ツールが一緒になっていて、CD からブートでき、便利そうな一品です。

SystemRescueCd is a Linux system on a bootable CD-ROM for repairing your system and your data after a crash. It also aims to provide an easy way to carry out admin tasks on your computer, such as creating and editing the partitions of the hard disk.
==== http://www.sysresccd.org/Main_Page

チェンジログをみると、QtParted から、gparted に入れ替えたというものがあったので、今回はこっちを使ってみることにしました。

Changes-x86 - SystemRescueCd
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Added gparted-0.3.3 to replace qtparted
==== http://www.sysresccd.org/Changes-x86

そもそも、Vista には、パーティッションを動的に変更できる機能が有るということですが、これでみてみたところ、100GB から、約 50GB にまでしか縮小できないと言われてしまいました。ということで、SystemRescueCd で。
CD からブートすると、普通に Linux が起動するので、startx して、gparted と打てば、GUI でパーティッション変更ツールが起動し、自動的にパーティッションを認識して、表示してくれます。変更も直感的にぐりぐりっとやれば OK。30GB に縮める設定にして、実行。ファイルの移動などで約一時間ほどで完了。Linux をシャットダウンして、Windows を起動。すると、「システムを修復しています」という全く説明的ではないダイアログがやはり一時間ほど。ビクビクしながらほっておく。不安をなるべく減らそうと、別の PC でウェブを見てたら、

川o・-・)<2nd life - QtPartedで既存NTFSパーティションをリサイズする
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Win2kを立ち上げると一回目はCHKDSKが走って完了後突然再起動したので
==== http://d.hatena.ne.jp/secondlife/20051018/1129563403

というエントリ発見。裏でチェックディスクが走っているのか?? それならそう表示してくれた方が(少しだけ)安心感があるのにな〜。おそるおそる画面を見るとログイン画面が表示されてるじゃないですか。ログインして C ドライブは? ちゃんと 30GB になっている。目出たい! ついでに、後ろの方に 2GB だけあった拡張パーティッションにドライブ切って、余ったところを NTFS にフォーマット。これも、gparted からやるとすんなり行きました。Linux, SystemRescueCd, gparted といろんなオープンソースソフトウェアに助けられました。

備考: 30GB にした後に、Vista のパーティッション変更を見てみたら、「17GB 程度まで縮小できます」と表示されました。どういうことなんだろ? もしかして、何回か縮小を繰り返せば Vista の機能だけでも出来たのかもしれない?