ひさしぶりに物理なはなし

arton さんと id:hyuki さんが温度の上限の話をしている。# 乗り遅れている

2007-10-20 - 結城浩はてな日記
「最高温度はあるか」について、最初にここを読みました。

* http://arton.no-ip.info/diary/20071019.html#p01

http://d.hatena.ne.jp/hyuki/20071020#temp

hyuki さんのとこの最後のリンクの最後で答が出ているけど、言葉として出てきていなかったので、
Wikipedia.ja より、プランク温度。

プランク温度 - Wikipedia
1プランク温度は、ビッグバンの瞬間から1プランク時間経過したときの宇宙の温度である。1プランク温度以上の温度で物理的に意味のあるものは知られていない。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%B8%A9%E5%BA%A6

プランクほにゃほにゃについては、それを越える(下回る)と「意味」が無くなる、というのがニュアンスとして入っているので素晴しい。それなのに、1プランク時間「経過した」とき、と書いてしまう気持はわかるけどむむむ。温度はエネルギーなので、「それ以上高くなると、時空の意味がなくなる」みたいな説明が良いのかも?

結局、ひも理論(「超」でもどっちでも)は、この疑問にこたえることが出来ていない。リサ-ランドールさんが余剰次元のはなしを本にして、平積みになりまくっているみたいだけど、じゃあそれはどこからくるの? という問いには答えてくれないどころか、行列模型すら言及されていない。小耳にはさんだところでは、B場のフラックスを入れて真空が安定になった、らしいが、この方向で標準理論には辿りつけるとは思えない。話がずれまくった。