なぜ僕らは 4 次元の世界に住んでいるのか?

上のを書きながら検索してたら、wired vision に Woit さんの記事引用をみつけた。

「11次元の宇宙」:超弦理論LHCは実証できるか | WIRED VISION
超弦理論独自の立場から、論理的で立証可能な予測を打ち立て、それがせめて桁数が一致するくらいには正確なものであれば、たいへん画期的な成果と言えるだろう。

http://wiredvision.jp/news/200709/2007091023.html

この世が 4 次元であることを「計算」で出そうとしたのが、http://arxiv.org/abs/hep-th/0204240 。もっと大事なのはその元ネタの西村さんと杉野さんの論文。

[hep-th/0111102] Dynamical Generation of Four-Dimensional Space-Time in the IIB Matrix Model
Jun Nishimura (NBI & Nagoya U.), Fumihiko Sugino (SPhT, Saclay)

http://arxiv.org/abs/hep-th/0111102

博士論文は日本語で書いたので、日本語でも読める。

素粒子論関連の修士論文・博士論文
篠原 俊一, ``Improved Mean Field Approximation and Improved Taylor Expansion: approximation schemes to extract non-perturbative dynamics from IIB matrix model''

http://www.math.nagoya-u.ac.jp/~hamanaka/thesis.html

こんなことまで導出できる可能性を持つ理論は、それが似非科学かどうかなんてどうでもいいと思わせてしまう(と僕は思う)。